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[7] 斎場への遺体の搬送・安置


遺体の斎場への搬入
葬儀社の寝台車により自宅か病院から斎場に遺体を搬送します。

死装束と死化粧
死化粧(しにけしょう)とは故人の顔をきれいにととのえるためのものです。故人が女性ならば、髪を整え口紅やほお紅をさして薄化粧をします。男性の場合は、髪を整えひげを剃ります。長患いでほほがこけている場合は口の中に含み綿を入れてあげます。
故人の安置 死化粧が終わると、故人に死装束(しにしょうぞく)を身につけさせます。死装束で古くから使われているのが経帷子とよばれる白木綿または麻の着物です。縫い糸の端を結ばず縫い目を表にして作ります。これを着ると地獄へ落ちないという習わしがあります。着つけではこれを左前に着せ白木綿の帯を締め、頭には頭巾、手足には白い手甲脚絆に白足袋、胸には六文銭が入った頭陀袋をかけ、手には杖を持たせます。
最近は故人が愛用した浴衣や着物を着せることが多くなりました。この場合は略式の経帷子を遺体の上に掛け、略式の頭巾や頭陀袋、足袋などを遺体のそばに添えておきます。浴衣や着物を着せるときも左前に着せ、足袋はこはぜを取り左右逆にはかせます。

故人の安置
遺体を納棺まで布団かベッドに安置します。
遺体を寝かせる布団やシーツは清潔なものを使い、掛布団は上下逆に掛けます。
仏式では遺体を「北枕」に寝かせます。故人の頭が真北に向くように安置します。間取りの関係で北向きに寝かせられないときは頭を西向きに安置してもかまいません。
頭の下には枕を敷きます。
遺体を寝かせてから、顔に白い布を掛け、両手を胸元で合掌させます。両手に数珠を持たせることもあります。


枕飾り

枕飾りの用意
仏式では遺体の頭上に「枕飾り」を設けます。この飾りつけは宗派や地方によって多少異なりますが、一般的には白い布を掛けた小机か白木台の上に、線香立て(香炉)、燭台、花立て、水の入ったコップ、枕だんご、一膳飯などをのせます。
花立て、線香立て、燭台の3つを「三具足(さんぐそく)」といい、葬祭には欠かせない仏具です。
喪家では線香とロウソクの灯が絶えないように気をつけます。
枕飾りとして、遺体の頭上に白い屏風か普通の屏風を逆さにおくこともあります。
また、遺体の掛布団の上に枕元に「守り刀」として小刀を置くこともあります。最近では、葬儀社が用意した略式の小さな木刀を置くのがことが多いようです。

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