
“捨て墓”という死体捨て場所(墓)と“参り墓”という拝むための墓のことを両墓制という。別に複葬ともいう。
現存:現存では沖縄の葬法が類似する。死体はいったん別の場所(捨てるところが決めてある)でさらした上、あらためて墓中に安置するのである。
大正の中頃までは、対馬、青梅、小島のある海岸に多くあったと伝えられる。
東南アジアにある風葬と類似し、日本では昔、洞窟、曝葬が風葬にあたるが、要するに死体をいったん5〜6年曝したあと、洗骨して埋葬するのである。
四国の高知でみかけた海石で祀られた墓であった。まさに海鳴りのする思いである。
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