

福済寺:分紫山・福済寺の一画。数百の墓が半円を描いて整然と並んでいる。
寺:この寺は寛永5(1628)年唐僧の覚海を開祖として建立されたもの。
唐人の陳沖一と藤佐衛門なる者が頭取として、章川の船主たちの施しを得て建立した。しかし、この寺は戦時中、原爆によって焼失してしまった。
今では堂宇再建を見ただけである。
墓を整理することを知っている華僑たち。この方法で祀られているのは日本の無縁仏墓と共通する。
名もなく異国でこの世を去った人々の群である。
|
トップページへ戻る |