江戸時代初期の市井の一介の町人であるが、その義気を天下のご意見番「大久保彦左衛門」に愛された、といわれる人物。太助が愛称で、腕に一心白道の入れ墨があったところから一心太助と称された。伝説の人物。
松前帯刀が嫌疑をうけたときに、彦左衛門を助けて、真相を探ってぬれぎぬをはらしたという話が、歌舞伎・戯曲・浪花節・講談などになり、世間にひろく知れ渡った。
庶民に大変人気があり、昭和に入っても映画監督の沢島忠氏が中村錦之助を主演に「一心太助 天下の一大事」('58)「家老と彦左と一心太助」('61)などの映画を撮っている。それ以外にもテレビの連続ドラマや映画の題材に使われていることからも、彼の人気の高さがうかがえる。
彦左衛門の裏に太助の墓があるが、これまた伝説墓である。
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