

田安家の次男として生まれるが、田安徳川家五代藩主、そして八代藩主を再承する。
これは六代藩主・寿千代の早世。そして七代藩主亀之助が徳川宗家を継ぎ十六代将軍徳川家達となったからである。
慶頼は分家の身でありながら、本家や、他の分家を陰ながら助けた、行政能力のある人物である。
天保十年に大納言となるが、幕末期に在位したため、幕末三代にわたる将軍のめんどうをみることになる。
すなわち、家茂の後見人、最後の将軍慶喜のめんどう、そして自分の子・家達が、明治時代に本家を継ぐのである。
家達は、貴族院議員などを経て、一族の中心人物となった。
墓の敷地内は広く明るい。八角の台座は珍しく、大名墓の威厳がある。
|
墓地所在地は、変更になっている場合があります。
トップページへ戻る |