
1847(弘化4)年薩摩藩東郷吉佐衛門の四男として生まれる。名は実良、後に仲五郎、元服して平八郎。
薩摩藩士として薩英戦争、戊辰戦争戦争に参加。
維新後、英国に7年間留学し近代海軍の姿を体験した。日本海海戦でロシア海軍を破り、日本を勝利に導いた世界的な名提督のひとり。
日本海海戦に代表される日露戦争の諸海戦は、近代戦史における重要な戦訓を与えた。
その影響はドレッドノート等後の艦船設計に反映される。
また作戦史上、日本海海戦はサラミス沖の海戦、トラファルガーの海戦、ミッドウェー海戦と重要性において並ぶ評価をうけている。
明治期の日本海軍の司令官として、日清・日露戦争の勝利に大きく貢献し、日本の国際的地位を引き上げた。
また、日露戦争の英雄として乃木希典と並び称された。
戦後、軍令部部長などを歴任するが神様扱いがエスカレートし、さすがの東郷も頑迷固陋となったと言う。
昭和9(1934)年5月30日没。
すっきりと整頓された墓所は気品を感じる。慎重で大胆で秘密を外へもらさない名将を忍ばせる。
戒名 |
ー |
玉垣 |
115cm |
職業 |
明治・大正期の海軍軍人 |
境石 |
ー |
没年齢 |
87歳 |
竿石 |
212cm |
所在地 |
東京都府中市・多磨霊園 |
石質 |
花崗石(白) |
墓の方位 |
東 |
墓のスタイル |
背丈より高い竿石 |
正面入り口の方位 |
東 |
台座 |
1段・高さ40cm |
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1987年現在の資料に基づいております。