
敦盛は、平清盛の弟・経盛の三男として生まれた。笛の名手といわれ、祖父・忠盛が鳥羽院より下された笛を貰い受け、 錦の袋に入れて出陣していたということだ。 一ノ谷の戦で熊谷次郎直実によって討たれたのが最期である。『平家物語』によると、直実は自分の息子と同じ年格好の美しい少年を不憫に思い、 殺すのをためらうが、味方の軍勢が近付いて来たため泣く泣く敦盛の首を討ったとある。この後、世の無常を感じて直実は出家する。 敦盛は、その美しさから少女だったのではないかという説もあるらしい。 平家一門の墓は皆みすぼらしいが、その中で敦盛の五輪塔は立派である。
![]() |
|
墓地所在地は、変更になっている場合があります。
トップページへ戻る |