

諭吉翁は、中津藩大坂屋敷で理財担当をしていた父百助の末っ子として生まれた。 学問好きだった父は、生後一年半のときに他界している。明るく、よく喋り、こまめで、身近な仕事は一切引き受け、 器用だった少年期をすぎると、長崎でオランダ語を一年で習得、後に有名な緒方塾に学び、 塾頭になった。その後、咸臨丸のメンバーとしてアメリカ、ヨーロッパと見聞をひろげ、 名著『西洋事情』『学問のすすめ』『文明論之概略』などが生まれ、明治初期のインテリたちが読んだものだった。
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