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神道

[1] 臨終


末期の水・死化粧・死装束
末期の水・死化粧は、仏式と同じように行います。神式の正式な死装束は、白の小袖です。現在では、寝巻や故人の愛用していた着物などを着せ、その上に小袖の死装束をかけることが多くなっています。
神社への依頼
神道では、人が生まれた土地の守護神を産土神(うぶずながみ)と言います。亡くなった人の霊魂は肉体を離れて自然(産土神の森)へ帰り、守護神として子孫を見守ると考えられています。神式の葬儀は、本来は故人の産土神に対して行います。しかし故郷を離れて遠方にあるなどの場合は、氏神に対して行います。神式では葬儀を「葬場祭」と言います。
臨終を迎えると早急に、故人が氏子となっている氏神(神社)の神官に連絡し、通夜・葬儀のお願いをします。そして、日程等の打合せをします。
帰幽報告の儀
神棚に向かって「○○が帰幽いたしました」と、家族の死を報告する儀式です。
神棚封じ
帰幽報告の儀の後、神棚の扉を閉め白い半紙を張りつけます。これが「神棚封じ」です。死というけがれが神棚の中に紛れ込まないようにするという意味です。通夜から葬儀が終わるまでは灯明やお神酒は供えません。
遺体の安置
遺体を安置する部屋を神式では「殯室(ひんしつ)」と呼びます。殯とは遺体を棺に納め、賓客として遇するという意味です。
遺体は神式でも仏式と同じように、なるべく薄手の布団に安置し、両手を胸の上で組ませます。
北枕にし、顔を「忌布」と呼ばれる白布で覆っておきます。掛布団は上下逆さに掛けます。枕元には、仏式と同じように逆さ屏風、守り刀をおきます。ただし逆さ屏風は最近では省略されることも多くなっています。
枕飾り
仏式と同じように遺体のそばに、枕飾りを設けます。案という白木の小机か白い布をかけた小机の上に、洗米、塩、水、お神酒などの生饌(せいせん)を供え、その両側に灯明、榊を飾ります。
枕直しの儀
これは、仏式の「枕経」にあたるものです。枕飾りの後、灯明をともし、遺族・親族が礼拝します。この時の礼拝は二礼拝二柏手一礼拝で、柏手(かしわで)は手を打つ手前で止める「しのび手」で行います。


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