元禄のころ、酒田港の地の利を活かして、 庄内米を扱ったり、西国より衣料・雑貨を輸入して庄内藩で販売することで財力を持った商人の家柄である。 三代目・光丘の代には藩と結んで財政改革にのりだし、士分となった。いわゆる田沼時代には米商として一大利益をあげ、大地主へと成長する。
　明治末まで大地主として残っていたが、戦後の農地解放ですっかり土地を失った。今は、別邸であった土地を美術館として開放している。
　本間家の代々墓は、財を守り続ける伝統墓だといえるだろう。